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「じゃあ私も折角だし春田さんと友達になりたい!」
俺の可愛い彼女の美月が可愛い顔して言った。
「だから好きにすれば?」
春田さんは美月と目を合わさず目的地に向かってスタスタと一人で先に歩いた。
(……俺、なんとなく春田さんは嫌いじゃないな……)
夏休み初日だからか、夜遊び中だからか、友達に囲まれているからか、俺は物凄くテンションが上がってきた。
そして、夜道を歩いてあっという間に午後九時四十分――
ついに俺達は目的地『選択死女の家』へと到着した。
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