17402人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
永井はそのまま家の中へ入って行く。
「おい!永井っ!」
俺は美月の手を離し、永井を追いかける為に家に近づいた。
そして、真っ暗な家の中に足を踏み入れた。
「……来るな勇輝っ!!」
暗闇に包まれた家の中から永井の声がしたと思ったら――俺は永井に突き飛ばされて尻餅をつき、家の中へのを侵入を許して貰えなかった。
「痛……おい、永井!出てこい!大丈夫なのか!?」
永井の返事がない。
俺は急いで立ち上がり、再び家の中へ入ろうと、玄関へ向かって走った。
「永井!なが……」
バンッ!!
突然、壊れそうなくらい激しく、玄関のドアが閉まった。
最初のコメントを投稿しよう!