異世界に来てじっとしていられるだろうか、いや出来ない!

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ちなみに俺は今、城に勤めている兵士達の寮に住んでいる。 「おはようございます。」 「はい、おはようございます。今からお出かけですか。」 寮の前を掃除していた人に挨拶すると、丁寧な挨拶が返ってきた。 この人は寮の管理人でオルという名前のお爺さんだ。 「はい、ギルドに行こうと思うんですが、どこか知らないですか。」 「いやぁ、この町にはいくつかギルドがあるが、わしが偶に利用する所しか知らないから、そこしか教えられないけどもいいかい。」 「えぇ、お願いします。」 ーーーーーーーーー と言うことで、教えてもらったのは寮から歩いて五分位の所にある小さなギルドだった。 ギルドの建物は二階建てで、西部劇に出てくる酒場のようなかんじだ。 カランカラン 中はモ○スターハ○ターの集会所みたいだが、昼間っから酒を飲んでいる人はおらず、受付と掃除している2人のおばちゃんしかいなかった。 「いらっしゃい。依頼かい。」 受付のおばちゃんはにこにこと話し掛けてきた。 「いえ、このギルドに登録したくて来たのですが。」 「おやまぁ、アンタも物好きだね~、こんなDランクギルドに登録しに来るなんて、本当にいいのかい?」 この王都にはいくつかギルドがあってそれぞれランク分けされていて、S~Dの五段階になっている。ランクはそのギルドでの魔物の討伐数や所属のギルド員の数で決まる。勿論、討伐した魔物のランクでもポイントは変わってくる。 若者は高見を目指して、少しでも高ランクのギルドに入ろうとするものだ。
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