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「はい、登録します。」
「そうかい。今マスター呼ぶから、ちょっと待ってね。」
そう言って受付のおばさんが二階へと昇って行った。
~五分後~
おばちゃんが髪の毛が赤い青年を連れて来た。彼がギルドマスターだろう。
「やぁ、待たせて済まない。書類の整理がたまっているものでね。」
「いえいえ、気にしませんから。」
「そうかい。それじゃあ登録する前に一つ質問させてくれ。何故、このギルドに登録しに来たのか。」
あれ、さっきまでニコニコしてたギルドマスターの顔が、いや今も顔はにこにこしているのに目だけが笑っていない。俺、何かしたかなぁ。
「このギルドをオルさんに紹介されたからです。」
数秒の沈黙の後、マスターの表情が自然な笑顔に変わり、
「そうか、他にも沢山ギルドがあるのになんでウチに来たのかが気になってね。」
さっきのは何だったんだろ。
「じゃあこの書類を書いて、これで登録完了だから。後、いきなりで悪いけど依頼をいくつかやって貰うよ。」
「わかりました。でもどんな依頼ですか。」
いきなり討伐いらいだったらいくら何でもキツいぜ。
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