序章1

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「すげー、MAじゃん。型は古いけどほとんど新品じゃん。」 MAとは、ミリタリーアームズの略で高い攻撃力と機動性をもち、人が搭乗して動かす8m位のロボット。民間でも作業用として軍からの払い下げのものが重宝されている。 「ハッハッハ、本日一番の大物だ。勇人、これ動かして手に持ってる機関銃と背中に付いてるレールガン外してから、この辺にあるものと一緒に船に積み込め。」 「あいよ、その前に向こうでメディカルボックス見つけたから取り外すの手伝って。」 その後、それぞれの作業を終えて帰ろうとしたときに遠くに光る物が見えたから。それは、紛れもなく宇宙警察だ。 「やべぇよ、冗談きついぜ。」 MAに乗ったままオロオロする勇人、 「おい勇人、格納庫にあったオンボロ転移装置使うから、しっかり船に掴まってろよ!」 それから数秒後、一瞬の光と共にジャンク品満載の船とMAは、その場からいなくなった。
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