序章2

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とある草原を、数人の騎士に囲まれゆっくりと馬車が走っていた。 次の瞬間、少し離れたとこの地面が爆発した。 「何事だ。」 馬車に乗っていた中年の男性が叫ぶと、 「ダリル陛下、敵襲です。どうやら、待ち伏せされていたようです。」 と一人の騎士が剣を構えながらいった。 数人の剣や杖を持った兵士がこちらにむかって走って来ている。 その後ろには10mはあろう鎧がこちらに手の平をかざして大きな炎球を放ちながら、ゆくっりと歩いて来ている。 「ガルス、お前達で何とかできるか。」 ダリルと呼ばれていた男性がさっき報告してきた騎士に言うと、 「正直なところ、私達だけではキツいです。せめて、大型の召還獣がいればどうにか……」 すると、ダリルは 「わかった、召還なら私も手伝おう。」 「ありがとうございます、陛下。 三人私と来い、残りは敵をこちらに来させるな。」 と、他の騎士達に指示をだして、ドレイク達は円状に並んで、何かを唱え始めた。
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