愛蜜☆

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零れた涙に気付き、井上が顔を上げる。 ペロッ 井上の舌が、俺の涙を、頬を舐める。 「やっ…」 目を固く瞑る。 今度は舌が首筋にくる。 「や、ぁ…」 体を支えていた腕の力が抜け、上半身がベッドに倒れる。 「こんなんで、そんなになってもうたら…この後もたへんで?」 そう言って、俺の上に乗ってきた。 井上から、何だか甘い匂い。 蜜みたいな。 それはただの蜂蜜? 香水? それとも、愛の蜜?
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