君だけを。

最期

こんな事で笑い合える俺達。

告白などの恋愛の項目は、石田を盗み見ながら、なんとか終え、再びあいつと向き合う。

「適当な事書いとったらええやん。てかそんなん聞いて、何になんねんっちゅー話やん」

「…そうなんやけどさー」

シャーペンをノックして、芯を出し、しまう。

その繰り返しを何回も行った。

「地球の終わり…」

カチカチッ

石田が覗いてきたが、俺はお構い無しに書いた。

「どやっ」

石田に顔に突き付けると、赤面して、笑った。

地球の終わり。

人生の全て。

俺は、やっぱり…

石田の傍におる。