星流し

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  「ぐっ、お前らどうかしてる・・・何故俺だと決めつけるんだ!」   クラウドはその鋭い目線を刺すように憲兵に向けた     「黙って歩け!せいぜい星流し出発までの短い時間を、せまっくるしいポッドの中で過ごすんだな!」     「ぐっ!」   憲兵に背中から蹴飛ばされ、両手を拘束されたクラウドは顔から金属製の床に衝突した。     あたりを見渡すと 大の大人が一人余裕で生活できそうなスペースに両手を拘束された、恐らく罪人であろう者達が7人壁際で窮屈そうに座っていた。     (俺の処罰・・・星流し・・・一体どんな処罰なんだ?)     処罰の名前からおおよその検討はつく。   星に罪人を送る、もしくはこの果てしなく広い銀河系を漂流させるといったところだろう。   だとするとここは移動用のポッドの中。   食料も何もないポッドがパイロットもなしに漂流するなんて。   考えたくもない。   自分を罠にはめた真犯人が忌ま忌ましい・・・ 必ず生きて帰り無罪を証明してみせる・・・       そればかりを強く考えているとポッドが港から切り離されたようだ。
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