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「―――自分の身を賭にするコロシアム。」
(!?………)
「そん位しか賭けるモノなんにもないからね~~。」
ブラッドはいつの間にか円の中心部にしゃがみこんでいた。
(??何を―――するんだ?)
竹蔵はただ、呆然と見ていた。
「――翠」
思いの他ブラッドの翠を呼ぶ声は優しい。
今回も優しく呼ぶ。
「―」
翠はブラッドのとなりに静かにしゃがみこむ。
すると翠はブラッドにしか聞こえない小さな声で困惑を隠しきれずに囁いた。
「本当にあそこに…一般人を…連れこむの??」
ああ。とブラッドは何でもない様に答える。
「正気??―――だってあそこは――」
翠が何か言いかけ様とするとブラッドは微笑する。
(――たくっどうなっても知らないから)
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