450人が本棚に入れています
本棚に追加
山中竹蔵は一人、自家用ジェットに乗った。
ジェットの中は、15m程のソファーがL字型に置いてあり、ガラスで出来たテーブルがソファーの中心に置いてあった。
竹蔵はソファーに深く腰をかけ、温かい緑茶を飲んでいる。
一見和んで緑茶をすすってる様には見えるが、決して和んではいなかった。
竹蔵のいつも自信に満ちた鋭く黒い眼光は、気のせいかいつもより自信なげに見えた。
そして、緑茶と一緒にたべていたカステラも食べ終わって早3時間後、竹蔵の目的地が見え始めた。
見た者を誘う様な黒々とした模様のある大地。
段々近づく事に疑問が生まれる。
そしてそれは、時間がたち、近づくごとに確信に変わる。
なんと、黒々とした模様だと思ったものは死体の山だったのだ。
しかし、竹蔵は驚かなかった。
「ここは今も昔も変わらない………ここならいずれTGCと戦う時に役立つ人材が手に入るだろう。」
一瞬竹蔵は悲しい顔をしたが「自分の使命だ…」と、呟いただけだった。
そしてジェットを目的地に着陸させた。
目的地とは、「アマゾン」である。
「アマゾン」とは凶悪殺人者の最終流れ島である。
ここならクローンを一掃する為の逸材が居るかもしれない。……と、竹蔵は考
最初のコメントを投稿しよう!