Episode 2

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キーンコーン、カ―ンコーン 「今日の授業はここまで、日直。」 「起立、礼!」 ふぅ~、やっと今日も半分終わった。 「薫~、お昼食べよ!」 「うん!」 いつもゆかりとは教室で、お昼を食べている。 いつもは桐山君の席に座るが、今日は珍しく桐山君が弁当なので、ゆかりは私の前の席に座った。 「桐山っち、今日は弁当?珍しいね。 彼女でもできた?」 ゆかりは桐山君を、桐山っちと呼んでいる。 「できてません、購買代節約しようと思って自分で作ることにしたの。」 「桐山君、料理できんの?」 「一人暮らしだから、ある程度はね。」 「へぇ~、桐山っちすごいじゃん!」 「別に、普通だろ? ってか、沢村、いい加減その呼び方やめてくれ…。」 「いいじゃん! 龍之介が呼んでるから、こっちのほうがしっくりくるんだもん!」 「そうやって呼ぶのは龍之介さんか、沢村くらいだよ…。」 .
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