Episode 1

3/10
前へ
/173ページ
次へ
「朝からそんな大きなため息ついて、幸せが逃げるわよ!」 そう言って声をかけてきたのは、沢村 ゆかり 親友だ。 「だってさ~!」 「ハイハイ、言わなくてもわかってるって。 椎名君でしょ?」 「ホントあのバカ! ハゲちゃえばいいのに!」 あのバカというのは、さっき私の背中を叩いていった、椎名 晋一 幼なじみ。 .
/173ページ

最初のコメントを投稿しよう!

84人が本棚に入れています
本棚に追加