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「また、そんなこと言って～！
ホントはそんなこと思ってないくせに！」
「本心です～！
あいつなんて嫌いだも～ん！」
いつもの素直になれない私に、ゆかりはやれやれと首を振る。
そう私はあのバカを、不覚にも好きになってしまっていたのだ。
でもこの気持ちには、蓋をして忘れることにした。
だって、あいつには彼女がいるから…。
そして皮肉にも、私があいつを好きだと気づいたのは、あいつに彼女ができたと聞いた時だった…。
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