84人が本棚に入れています
本棚に追加
「へ、へぇ~、よかったじゃん。相手は?」
「聞いて驚くなよ!
なんと…、学校のアイドルの月島 雅ちゃん!」
「月島さん!?」
月島 雅さんというのは、一つ下の後輩の二年生。
小さくて可愛く、顔もモデルみたいにキレイで、学年関係なく人気がある。
しかも性格もいいから、男子だけでなく女子にも人気がある、いわゆる学校のアイドルだ。
「なんで月島さんがあんたなんかと!?
まさか弱みでも握って…」
「んなわけあるか!
告白された側だぞ!」
「晋一がされたの!?
月島さんに!?」
「そうだよ!
可愛いかったなぁ~、顔真っ赤にしてさ~♪」
「ヨカッタデスネ。」
「なんで片言なんだよ!感情こめろよ!
ったく、せっかくお前のこと親友だと思ってるから、報告しにきたのに。」
ズキッ、
「親、友…?」
まただ、胸が痛い…。
「おう!ま、悪友とも言うけどな!」
そう言って晋一はわらってるけど、私は笑えてるのかな…。
胸が痛くて、泣きそうだ…。
ああ、そっか、私、晋一のことが好きなんだ…。
気づいた途端失恋って…、最悪。
その後晋一と何か話したが、覚えていない。
ちゃんと受け答え出来てたかな?気づくと晋一は、帰った後だった…。
.
最初のコメントを投稿しよう!