1‐1:Report in A.C.2128 24.Dec

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 ペテロとアンデレは武器をおさめると、形代のほうに向きなおった。 そして、その足元に片膝を立ててすわり、頭をたれる。 「形代様、処分完了しました」  アンデレの平坦な機械的な声。 形代は微笑を浮かべて言う。 「よくやってくれました。処理はこっちでしますから、さがってもいいですよ」 「御意」  ペテロとアンデレは部屋から出ていく。 研究員たちはすでに死体の処理とブレスの回収を始めていた。 「人は神となりうるか。世界を創りうるか。さて、どちらでしょう?」  形代はひとりごち、そして、妖しく笑った。
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