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いつから存在したのか知らないが、結局のところ『高次元世界』とやらは全ての世界の管理を行っているらしい。
が、『低次元世界』は様々な要因で容易く変質してしまう。
それらを未然に防ぐのが『世界の守護者』という集団らしい。
「『世界の守護者』は『高次元世界』の力によって、危機に瀕した、または危機になりそうな『低次元世界』へ送り込まれるエージェントなのです!」
「でっていう」
「あのですね!エージェントですよ!?英雄ですよ!?魂が揺さぶられませんか!?」
「揺れる胸の無いお前が何を言うか」
「キシャアアアアアアア!!!!」
どうやらコンプレックスだったらしい。
個人的には胸もそうだが全体のバランスに萌を(以下略)
顔面を引っかき傷だらけにしたチヒロは再び質問する。
「で?何で俺がその『世界の守護者』に選ばれたわけ?」
そう。これこそが最大の疑問だ。たった今言われたのだが。
たった今、言われたのだが。
「知りませんよ! 詳しくは助けを求めた『低次元世界』に聞いて下さいよ」
プリプリと怒りながらも律儀に説明するのは流石の一言でしかない。
もっともチヒロ自身はどうでもいいと思っているが。
閑話休題
「聞けって、お前なぁ・・・」
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