-すれ違った想い-
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それは酷く蒸し暑い6月の下旬のこと。 別れはあまりに突然で、私は理解も受け入れる事も出来ずにいた。 心も体も、今は自分の物ではなく、どこか人事のようで、セレモニーの和の中心にありながら、私は傍観者だった。 (みんなどうして泣いているのだろう?) 厳かに、かつ事務的に、別れのセレモニーが進む中、参列者のすすり泣く声だけが、ひどく耳にまとわりついた。
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