-すれ違った想い-
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手紙を読み終わると、私は少し微笑んで 『お父ちゃん、おかえり』 …とつぶやいた。 それはとても小さな声で、傍らにいた子等にも届いてはいないと思った。 だがはっきりと声を合わせ二人はこう言ったのだ。 『お父ちゃんほんとにカブトムシになっちゃったねえ』 沸き上がる孤独感を、この子等の言葉がゆっくり消し去った。 まるで、降り積もった雪が、日の光に照らされ消えゆくように………
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