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『賃貸だけどね』
俺は奈々にそう答える
奈々『そうなんだ…』
それ以上は何も聞いてこなかった
(沈黙が辛い)
『着いた』
俺はとりあえず、衣装部屋の方へ奈々を連れて行く
『とりあえず、風呂に入れ
着替えは適当に見繕うから』
そう促すと、奈々はスタスタと風呂場に消えていく
(相変わらず無口な方だよな~)
俺はそこまで濡れてないので、風呂は後回しにして
犬をとりあえず、タオルで拭いてやる
(さて、問題は綺羅の服が有るにしても、下着がな…)
(はぁ~真菜が泊まりに来た時用の下着を借りるか)
ウチの家族はオヤジ以外の家族の結束は固い
オヤジが泊まり等で居ない時は、母親と妹が泊まりに来る
(まぁ小言は覚悟で借りますか)
一頻り持って、俺は風呂場の脱衣場に着替えを置いた
とりあえず、リビングでタバコを吸った
奈々『意外と洒落た服をお持ちなのね』
タバコを吸っていたら、突然奈々が現れた
『!!…』
そこに現れた奈々はスゴく綺麗な女性が立っていた
奈々『…あら?綺麗で見惚れでもしたのかしら?』
奈々はニマリと笑いながら言う
『ウルサい』
(図星で腹立つな~)
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