消えた親友

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「ゴメン、待たせた?」 僕の親友(鳴海 使夜/ナルミ シヤ)は息を切らしている。 多分、走ってきたんだろう。 祐樹「大丈夫。さっき着たばかりだから」 使夜「そっか、なら良かったよ」 祐樹「てか、話って??」 今日ここに呼ばれたのは、使夜に話があると言われたからだった。 使夜「あぁ…俺さ、祐樹と会うのは今日で最後になる、急な話だけどさ」 祐樹「え?引っ越すとか!?」 僕はブランコから立ち上がり、使夜に駆け寄った。 軽く頭がパニックになる。 いきなりそんな事言われるなんて… 使夜「今日で最後になるんだ、この世界とは。祐樹と会えて、俺嬉しかったよ」 祐樹「ちょっ…えぇ?僕頭の中混乱してるんだけど…何かあったの!?」 使夜「俺は新しい世界に行くんだ。この世界は俺には合わない…祐樹も一緒にくるか?」 祐樹「ちょっ…待てって!理解が出来ないから…んーと…とりあえず、遠くに行くって事?もう帰って来ないの?」 使夜「きっと…戻ることは出来ないと思うんだ」 そう言うと、近くにあったブランコに静かに座った。 そして、真剣な顔でこっちを見た。
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