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「……困ったなぁ……」
遥と一緒に頭を抱えていると、後ろから声をかけられた。
「やっほぃレナ。
どったの?」
「俊輔…………俊輔なら私の苦しみ、分かるよね!?」
俊輔も授業中寝ていたはず。だから確か、私と張り合っていた……醜い点数で……。
「えっ?あっ、お、おぉ!分かる分かるっ!
大変だよなぁっ!?」
声が裏返ってるし。
俊輔が遥に、目配せをしているのが見えた。
…………なんのことか分かってないな?
……いじめてやろう。
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