始めての笑顔

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あの事件があったあとお互いに喋る事なく 昼休みになった 「かあ~…! やっと終わった!」 大きく伸びをしながら俺が言うと 「終わったね~ 斎藤、飯食べようぜ」 すると翔は菓子パンなどが入ったビニール袋を持ち振り返る いつものように弁当箱を取り出し翔とご飯を食べる 「斎藤いつも弁当作ってるよな」 「こっちの方が安くすむしなー」 俺は家事全般ある程度出来るので料理もそれなりにできた だからいつも自分の弁当を作って持ってきていた 「いいな~…俺にも作ってよ」 「やだよ… なんで苦労して男の為に弁当作らなきゃならん」 などと冗談を言いながらいつものように弁当を食べているとあることに気づいた
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