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キラキラと輝く太陽
爽やかな風
俺は屋上に居た
俺の探していた人物がそこにいた
手すりに手を置き栗色の綺麗な髪をなびかせていた
正直見とれてしまった
だが美しい中に悲しげな雰囲気があった
「…こんな所にいたのかトイレさん」
彼女の隣に近づいてそっと声をかけた
「…っ!」
俺の存在に驚いたのかもともと大きい目を見開いていた
「なんでここに…!」
口をパクパクしながらかなり動揺しているようだった
「探したんだよ…てか…口パクパクしてるぞ…」
笑いを堪えながら言うと
「う、うるさい!
それより、どうして探してたのよ!」
少し赤くなりながら言う華凛を不覚にも可愛いと思ってしまった
「…なんとなくな
それより転校前も一人だったのか?」
こんな性格だからなあ…
なんとなく聞いてみた
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