綾ちゃんの秘密。

8/9
前へ
/487ページ
次へ
「とりあえず、綾が女の子になったことは秘密にしよう」 男に戻ることを前提に隆一郎は話を進めていった。 学校には、綾のいとことして通う。 名前は(あや)(りょう)は親の事情で海外に行ったことになった。 「兄ちゃん、俺、戻れるかな?」 涙目になっている綾に、隆一郎はドキッとした。 男の時から綺麗な顔をしていたが、女特有のオーラが余計に美しさに拍車をかけた。 「…綾、本当に女になったか確認した方がいいな」 「え?」 「ちょっとみせてみろ」 隆一郎は綾のTシャツをめくりあげると、たわわな胸が外気に触れる。 「あっ、やめて兄ちゃん…」 そのまま大きな手は胸を揉んでいく。 「柔らかいな。本当になっちまったんだ」 「ふわぁっ、やめてよぉ…」 隆一郎はニヤッと笑い、揉む手を止めない。 「ブラジャー、買いに行かねえとまずいな」 「…っくあっ…」 ピクピクしている弟に対して、隆一郎は欲情した。 「こっちは、どうなってるのかな」 下半身に手をあてられ、綾は目をギュッと閉じた。 「ぺったんこ、だな」 トランクスの中に指が入ってくる。 「マジで女の子だ」
/487ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5120人が本棚に入れています
本棚に追加