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―――――バキッ
とりあえず頬を殴られた。そうでもしないと……
『なんだコイツ?怖くて動けないのか?w』
「正当防衛……っと!」
バキッ
俺は膝を相手の腹に入れた
先に殴られたのは正当防衛とするための作戦?だな
自分でも当時よく正当防衛なんか知ってたなと思う
『ぐっ!………こいつマジだ…行くぞ!お前ら!』
俺のその一発だけで男子共はリコーダーを放り投げて逃げていった
そんなんだったら最初からやるなって話だ
「大丈夫?楓ちゃん。謝っては貰えなかったけど……ごめんね?」
「う゛……う゛ん゛……」
楓は目に涙を浮かべている
俺は楓の頭に手を置いてこういった
「安心して、楓ちゃんは俺が守るから!ずっとそばにいて、守ってあげるから!」
「あ、ありがとう涼……くん゛……う…うわぁぁあん!」
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