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病院に義母が来てベットの椅子に座り、 体調はどうなのかと聞いてくれる。
たわいのない事を話した後、いよいよ話は本題に移る。
『ところで赤ちゃんはどうなの?優樹から聞いたんだけど…』
『穴は3ミリ空いています…でも!塞がるかもっていわれました。』
『あなたの遺伝じゃないの?』
ぎゅっ…手に自然と力が入ったのが解った
『遺伝じゃないです!心臓病は遺伝しないみたいです!!私も最初はそうかなぁ?とか思ったんですけど…それは無いみたいで…。でも今は様子見て行こうって話になりました!』
(だめ…泣くな…耐えなきゃ。)
声がと震えてしまわないように拳をキツく握りしめて隠す。
態とらしいくらい明るく、大丈夫だと言うことを義母に伝えた…。
義母は少し眉間にシワを寄せて
『そう…』とだけ答えた。
私だって辛いんですよ。必死に大丈夫だと言い聞かせてるんですっと心の中で母に言った。
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