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ついこの間までいた人がいない寂しさをお妃様は知りました
その心にポッカリと空いた穴を愛する王様に癒してもらおうと
お妃様は王様の元に行きました
しかし 王様も愛する一人娘がいなくなってしまった悲しみで
以前のように明るくお妃さまを愛してくれることはなくなりました。
王様の愛する人が自分ひとりになったにも関わらず
お妃様は孤独でした
不安になったお妃様は再び鏡に尋ねます
『鏡よ鏡よ鏡さん…世界で一番美しいのは私よね?』
けれども鏡は答えます
『いいえ…白雪姫です』
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