異世界への撤退

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「全員撤退場所は決めたな」隊長のドミニクが確認を取った。 俺たちの撤退は作戦が開始されてから3日後だった。それまでに多くの戦士が奴らに殺された。 俺は異世界コードを操作盤打ち込み、カプセルの中に入った、そしてレバーを引き周りが黄色い光に包まれた。 どれくらい気を失っていただろう、目を開けると多分家の天井と思われるものが見えた。 「気がついたか」 声がした方を見てみるとそこには40歳前後の男が椅子に座っていた。 「お前大丈夫か?」 「はい、大丈夫です」 「どこから来た?」 「奇怪都市パラレルから来ました」 「聞いたことない都市だなきかいってあの機械か?」 「いえ、その機械ではなく奇妙のほうの奇怪です」 「そんな変わった都市があるのか」 俺はそんな都市がないのに「はい」と返事をした。 「あの、この都市の名前はなんなんですか」 「この都市の名前は要塞都市ヴァルハラ。そして俺の名前はフランクリンだフランクと呼んでくれ」 「俺はグレアム ハートリーです」 「お前、年はいくつだ」 「13歳です」 「13か13で一人旅かお前武芸者か」 「はい」 「よし、俺がお前の武芸がどれくらいか見てやる」
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