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ナミの抱える悲しみも怒りも祖母の前では無に等しい…それだけナミにとって祖母の存在は大きくなによりも大切だったからだ。
成長と共に自分の身体が女性らしい丸みを帯びた身体へと変わっていく事にナミは堪え難い苦痛を感じるようになっていった……
「生理なんて無ければいいのに…」
生理が来る度に思う…
自分の中に流れる血が憎い母と同じだと思うと自分でさえ憎い存在に思えてならない。
自分は母のようになりたくない!
でも…もし自分も愛してはならない人を愛してしまったら?
その人の子を身篭る事になってしまったら?
あてつけのつもりでナミを産んだと言った母の言葉が脳裏に過ぎる。
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