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「連れの女の子から、隼人が悪酔いしてトイレから出て来ないって言われて来たんだけど。お前さ、もしかしてカクテル苦手?悪かったな、無理矢理飲ませたりして」 「……(は?)」 あンの女~~~! 何考えてんだッ!! 「あの子、今から用事あるからってチェック済ませて帰っちまうし……自宅まで送ってあげてほしいって頼まれた。バイト上がらせてもらえたし、帰るぞ」 予想だにしなかった光輝の言葉に、まじでびびった。 ……なるほどな。やっとアイの企みが理解できた。 私服着てる意味がよくわかったよ。 俺と光輝の仲を取り持とうと、あいつなりに機転を効かせたつもりらしい。 ったく……余計なことを。 今の俺の住み処は、こいつのマンション。 酔い潰れた俺を自宅に送らせてあわよくば連れ込む……なんて周りくどいシチュを演出しなくても、一緒のとこに住んでんだっつーの。 まぁ、んなことをアイは知らねぇワケだし、あいつなりに考えてくれたんだろうがな。 ……つーか。 本人は全く気付いてないってのに、なんでこうもあっさりアイに気持ち見抜かれてんだ。 ダッセェ!
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