4954人が本棚に入れています
本棚に追加
「あったけぇ。寝そう」
「バッカ。今夜は寝させねーからな。朝まで付き合え」
なんだか誤解しちまいそうな発言をする光輝。
ふと見上げると、たまたま向こうもこっちを見ていたらしく、目があった。
「やべ。その表情……女よりよっぽど可愛い」
体勢的に勝手に上目遣いになってたらしい。
なぜか光輝がそれにツボったようで、まじまじとこっちをガン見。
可愛いなんて言葉、こいつ以外に言われても嬉しくねぇ。
でも、光輝だけは──。
「俺なら女より気持ち良くさせてやれるけど」
下から挑戦的に笑ってみせて、光輝の首にゆっくり手を回した。
「さっきはDVDに集中しろって言ってたくせに」
苦笑しながらも、嫌がるそぶりはない。
この調子なら……イケるな。
「ん、」
光輝と唇を重ねた。
酔いのせいか、戸惑いがちながらもキスが返ってくる。
次第に深く変わっていくキスに……身体が甘く痺れた。
最初のコメントを投稿しよう!