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「は、はい!」
いーへんじ、ふふ
「じゃあ、おいら
あっち行くから、じゃーなっ」
ふうちゃんとばいばいしたら
男の子と目が合った
わあ、かわいー
柴犬みたいだな、ふふ
目うるうるで
守ってあげたい感じ
あ、ふうちゃんと
友達なんだ
¨友達になりたい¨
名前も知らない男の子を
はじめて、気になった
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ぐー、ぐー
腹へったなー
何か食べにいくか、
そう思って事務所の
出口に近づくと
ふうちゃんとあの男の子がいる
「あ、ふうちゃんだ」
話しかけてみた
「青くん、これからご飯?!」
「うん、そうなの」
やさしい、ふーちゃん
「青ちゃん一人なら
誘えばよかったなっ」
「ふふ、いいよ。だいじょぶ」
「そー?・・・・あ!
みやのこと忘れてたっ」
みや?あの男の子の名前かなあ
みや、みや、みや
みやかー、ふふっ
「青くん?ぼーっと
してたけど大丈夫?!」
くふ、ふーちゃん心配性
「だいじょぶ、おいら
ぱん買いにいくから」
「うん!あとでねー」
そういってふーちゃんと別れた
今思ったけど
ふーちゃん、途中から敬語
使ってないよね?
くふふっ、おいら
いちおう先輩なのに
でもかわいいから許しちゃうなー
・・・・・ふふ、みや
¨みや、ともだちになりたい¨
今度は心のなかで強く想った
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