3

3/7
前へ
/27ページ
次へ
空気が、 空気が、変わった 軽やかなステップ 激しい振りの中に 独特な雰囲気 周りにいたJr.が 皆、青くんに注目する 青くんは自分の世界 踊ったら周りなんか これっぽっちも見えていない 乱れる呼吸 いつもと違う真剣な表情 誰も映していない、瞳 全てに俺は魅了される --------------- 曲が終わった 「青くん、お疲れ」 「ふぅ、おつかれー」 いつものように ふにゃり、笑顔 こっちまでつられる 「今日ふうちゃんは?」 「あー、今日は家の手伝いで 来れないらしいよ」 「ふうちゃん家、何かやってんのか?」 そういや、青くんに言ってないな 「中華料理屋やってる」 「へー、」 「風さんの家、実は 料理が全部チンなんだよなー」 んふふ、なんて嘘 「え!そうなの?チンって 電子レンジだよね?」 本気でびっくりする青くん 可笑しくてたまんない 「びっくりでしょ? 風さんには秘密ね、んふふ」 「おう、二人だけのな」 どきり、 二人だけのとか・・・ そんな可愛い顔で 言われたら、 男も女も関係なく 青くんに惚れちゃうんじゃないの? 俺は男が好きとかないけど 男が好きなやつも ここにはいるから 青くん、・・・・やばいかも ¨俺が青くんを守んないと¨ なぜか、なぜか思った .
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

417人が本棚に入れています
本棚に追加