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次の日
やっぱあんま寝れなくて
おかげで寝不足
「ん゙ーっ」
目をこすりながら
携帯のディスプレイを見る
¨着信一件¨
「誰だよ、」
独り言を呟きながら
ページを開いた
¨宇野 青¨
ん?
宇野 青?
・・・・・・・・っ!
「青くんからだ!」
・・・・やばっ、
初めての青くんからの
電話が嬉しすぎて
大きな声出しちゃったよ
「何ー、どうしたの?
大声出して」
下の階から母さんの声
「なんでもない!」
そう言って
電話をかけ直す
ぷるるる、
「早く、出ないかな・・・・」
ばくばく、
緊張してる自分がわかる
ぷるるっ、がちゃ
「もしもし、こーくん?」
「うん、俺。
電話くれたでしょ?」
「・・・うん。あんね、
おいら・・・・・京都いってくる」
・・・え、?
今、何て言った?
京都に行く?
訳がわかんない
「ど、どういうこと?」
戸惑いながら
今の言葉が嘘だと、
冗談だよ、って
いってくれる事を願った
「・・・おいら、ダンス上手く
なりに京都いってくる」
でもその願いは
すぐ崩れた
「ダンス?何で、」
「もっと上手くなりたいから、
一週間前くらいから
話し来てて、迷ってたけど
今決めたっ、ふふ」
「今って・・・・」
「だから、こうくんに
1番に京都いくこといった」
「か、家族には?」
声が震える
「ふふ、まだいってねぇ」
「・・・もう、何で俺に
最初に言ったの?」
「んー、わかんねぇ、ふふ」
「んふふ、何だよそれ」
つられて笑みが零れる
.
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