第1話――波乱の入学初日――

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―ピピピッ―ピピピ― カチャ―― 「ふぁ~」 不快な電子音で目覚めたのは今日から高校生になる 羽柴 秀(ハシバ ヒデ)である。 「秀~いつまで寝てるんね?!今日は入学式だから早く起きなさい!」 またまた不快な母の声に秀はひとつため息を吐き、部屋から叫ぶ。 秀「分かってるよ!!ちゃんと起きてるって!あ、ヤベェ!急がないと!」 母に怒鳴り声をあげたのもつかの間、秀は急いで学校に行く準備にとりかかる。 入学式の為に仕上げた自慢のリーゼントをセットし、学ランを着こなす。 秀「よし!決まった。ゆきちゃん。高校初日行ってきます。チュッ」 今日から俺は変わるんだ!! 初日の決意と共に、星野ゆきのグラビアポスターにキモイ挨拶を済ますと1階に降りる。 秀「母ちゃん!朝飯は?」 秀母「そこに牛乳があるでしょう。早く食べなさい!」 秀「牛乳をどうやって食べるんだよ!!」 ゴクゴク。 秀は、一気に1リットルの牛乳を飲み干し、急いで家を出た。 秀「行ってきます!!」 秀母「気をつけるのよ~」
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