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秀が目を開けると、目の前には左拳を握られている雨夫と、
闘将高校の学ランを着た金髪リーゼントの男が立っていた。
雨夫「痛ッ」
拳を握られ、苦痛に表情を歪める雨夫。
雪夫「おいおいおい!なんなんだよ!お前は」
雪夫が金髪男に近づいた。
金髪「お前らみたいに、数で弱い者イジメしてるヘタレ見てると、虫酸が走るねん!」
金髪はそう言うと、雨夫の左拳を手から離し、不用意に近づいた雪男に
見事過ぎるハイキックを入れた。
雪夫「ぐおっ」
同時に、雪男の意識は別世界へ飛ばされ倒れる。
雨夫「誰だよてめえ!」
左拳を抑えながら雨男が尋ねる。
金髪「ヘタレに名乗る名前はない」
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