第1話――波乱の入学初日――

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秀が目を開けると、目の前には左拳を握られている雨夫と、 闘将高校の学ランを着た金髪リーゼントの男が立っていた。 雨夫「痛ッ」 拳を握られ、苦痛に表情を歪める雨夫。 雪夫「おいおいおい!なんなんだよ!お前は」 雪夫が金髪男に近づいた。 金髪「お前らみたいに、数で弱い者イジメしてるヘタレ見てると、虫酸が走るねん!」 金髪はそう言うと、雨夫の左拳を手から離し、不用意に近づいた雪男に 見事過ぎるハイキックを入れた。 雪夫「ぐおっ」 同時に、雪男の意識は別世界へ飛ばされ倒れる。 雨夫「誰だよてめえ!」 左拳を抑えながら雨男が尋ねる。 金髪「ヘタレに名乗る名前はない」
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