“リスク“

第１話：“炎の能力者“

そして
喧嘩が終わり

食堂―‥

『あー朝から暴れたから
今日の俺はかなり食うぞっ！』

食堂に着くなり
腫れ上がった顔のキースははしゃぎだした。

『お前はいっつも
かなり食ってるじゃねぇーかよ

どんだけ食う気だよキース』

それにツッコミを入れたのは同じく腫れあがった顔の了。

この学園の食事は、いつもこの食堂で行われる。

この食堂では、バイキング形式に好きな食べ物をとっていったり出来るだけでなく
食堂がかなり広いため
屋台も設けられていて注文なども出来る。

もちろん食堂内の食事は全て無料！！

『いや～今日は何から食べようかね～悩んじまうぜっﾍｯﾍｯﾍ』

『そう言いながら
いっつもお前食べたいもん全部食うじゃん！』

『えっ？そっすか？ﾊﾊﾊ』

そんなやりとりをしながらとりあえず二人は、空いていた席を確保し
何となくコンピュータ式メニュー票を開けた。

『んー了は何にすんの？』

『んー俺はそうだな～

今日は適当にバイキングでなんかつまんでくるわっ』

『オッケー！

なら俺もとりあえず注文してくるわっ！』

やりとりをしている間にお互いのメニューが決まり
二人は同時に立ち上がって動きはじめた。