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とある学園―…
庭が広大に広がり
その中心には超高層ビル並の寮と
さらにその横には巨大な学校がそびえ立つ。
ここの生徒達は上級生にならない限り
この学園から出ることを禁じられてるため
庭にはショッピング街など色々な施設がいくつも設置されていた。
そんな
この学園の名は”アビリティ”
リスクと呼ばれる能力者の子供達を集めた
世界の国々が厳重に管理する特別な学校なのである―。
この物語りは
そんな学園の庭から始まりを告げる―…。
『ちきしょう~キース!
今度こそ覚えてろよ…!』
彼の名は、青峰一雅(あおみねかずま)17歳
青い髪に189センチと長身
そんな彼は服がやや焦げているのかボロボロになりながらそう言った。
『おーう!いつでもきなさい
今度は酒もってな~』
そしてキースと呼ばれる彼は、白髪の変わった髪の色をして身長は176と平均的。
ちなみに垂れ目であり17歳である。
キースはおちゃらけながら手を振り
陽気にその場を立ち去って行った。
キースが一雅を後にし、しばらく歩くと彼を待っていた一人の男が現れる。
『終わったのか…?』
キースを待っていた彼の名は、桜庭了(さくらばりょう)。17歳
彼は黄色い髪に額には白い鉢巻きをし身長174とキースよりやや低め。
ちなみにキースの親友である。
『ああっ
終わらせてきたぜ!ヘッヘ』
キースは満面の笑みで了にそう答えた。
しばらく
二人がそんな会話をしながら歩いていると…
『キース!』
キースの名を呼ぶ一人の女の子が現れた!!
『こっこの声は…!』
キースはその声にやたら敏感に反応し
さっきまでの笑顔はすでに無かった。
辺りが静まり返り数秒、棒立ちのキース
しかし
意を決したキースは、了と恐る恐る後ろを振り返る―……!!
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