第1話:“炎の能力者“

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『んじゃ開けるぞ?』 扉に手を伸ばしたのは了 キースは後ろでワクワクしながら開くのを待っている。 『…!―……‥』 扉に手をやった瞬間、了は何かを感じたのか止まり黙り込んだ。 『? どうしたんだ了~? 早く開けようぜ?』 扉に手をやりながら急に黙り込んだ了を 不思議に思いキースはそう言った。 すると黙っていた了が、キースの方へと振り返り口を開く。 『だめだ 開かなかった!』
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