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「「はぁ………」」
俺達は互いの肩に手を置き、同時にため息をついた。
そうするうちにやたらと縦に巨大でやたらと豪華な扉の前に着いた。
扉の横には極度のアテナ様LOVEで有名な門番。
ボアズとヤキンが立っている。
大聖堂に入る前に───
「アテナ様に失礼のないようにな。」
「無礼な口をきいたらわかってるな?」
こういわれるのは、もはや決まり文句だ。
巨大な扉がゆっくりと開き、“白”が視界に飛び込んでくる。
「お帰りなさい2人共。」
アテナが正面に座っている。
アテナの年齢は2X歳らしいが実年齢は不明だ。
だが、アテナは大聖堂のせいか、その雰囲気のせいか、だいぶ若く見える。
10代後半でもいけるかもしれない。
「あらあら、アルゴットにも困ったものね。」
「そう思うならアテナ様からも言って下さいよ。」
「ちょ、姐さんいきなり心読むのはあかんて。」
アテナはいたずらっぽい笑みを浮かべている。
「それはそうと、報告します。下級ミスブライム獣型11体。同じく鳥型13体。霊型8体。計31体です。」
「樹君。正確な数も分からないのに、適当言ってはいけませんね。」
樹は目を逸らしながら答える。
その顔は何でもないような顔だ。
「だって確認する前に倒しちゃったんですもん。大丈夫。きっとそんなもんですよ★」
「あなたが言うならおおよそそうなんでしょうけど……ちゃんと数えるように。」
「……はい。」
……怒られてしまった。
毎度の事なので、いくらかソフトではあったが……
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