ニンム

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ジリリリリ………… 毎朝恒例のモーニングコールで目がさめる。 「っ……んー。」 樹はベットからゆっくりと起き上がり、大きく伸びをする。 「あー良く寝た……まぁ、寝足りないけど…………」 樹は朝が苦手で、毎朝寝足りなさを感じながら、起きるわけだ。 軽く身支度を整え、部屋から出た。すると、通路の向こう側から慎吾とミーシャがこちらに歩いてきた。 慎吾の説明は既にしているので、ミーシャの説明をしよう。 ミハイロ・ミール。 身長150㌢位のツインテールの女の子だ。 ミーシャはいわゆる愛称である。 ミーシャは生理部署の所属だ。 生理部署は機関員の健康管理や、怪我人の介抱をしたりする。 因みに生理部署のトップはロード・シュトラウスである。 今更ながら、樹と慎吾は戦闘部署の所属だ。 “月下の巡礼者”には他にも諜報部署と特派、そして事務部がある。 諜報部署はその名の通り、情報関係の全てを任っている部署だが、特派の方はよくわからない部署という事で通っている。 構成員から規模まで一切が不明なのだ。 事務部はチカラの発現がみられなかった人達が所属する部である。 これもその通りに事務を行う。
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