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「化膿してハ大変ですv治療しまショvV」
そう言いながら、背後の人物が近付いてくる。そして近付いて来るにつれ、薄暗い廊下の中、その人物の姿がはっきりとしてくる。
─…誰かが言っていた。赤い髪に奇妙な仮面、血を見ると興奮し、その最後の一滴まで血を抜き取る茅黒という異形医師がこの病院にいると──。
「サv治療しまショvV」
その人物が今、目の前に…
『い、いえ結構です!俺いま急いでるんで!』
血を抜き取られる…まさか自分が今その被害者になりそうになっていようとは。
優は血相を変えて回れ右をし、その場から逃げようとしたが、すかさず茅黒の手が優の肩をがしりと掴む。
「ウフv逃がしまセンvV」
『(ヒィイイイッ!!)』
優の運命はいかに──!?
おまけ
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