君の死体からの手紙

生きている私 I

つまり私が知らない今までも彼の友人は精々、私と同等の距離があり、
彼の事を知らないのではないか。

そして学校での彼について聞かれた。
ここで私は嘘をついた。
正直に知らないと話すのに何らかの躊躇いがあり、『普通』だったと言った。
はたして本当に普通だったのだろうか。
私は知らない。
でも私は知っているふりをした。