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半分程駆け上がって、あの人の顔が見えた所で、ヒバリに呼び止められた。
「あっ、ごめんなさい!
コードネームを決めてもらうの忘れてました」
「ALで良い!
エーエルでALだ」
「わかりました、登録します」
階段を登りきると、あの人が俺を見てた。
フッと、笑いかけてくれる。
それに釣られて俺も笑った。
目つきは悪いけど、良い人だ。
「さっき紹介したな、ドール少尉だ。
彼は生まれつき言葉が話せないんだ。勘弁してやってくれ」
「いいいいえ!、そんなの気にしないッス!!
じ、自分!、アルド・マッカードです!、よろしくお願いします!」
あの人は頷いて、自分の神機と俺の神機を交互に指差して笑った。
あの人の手にも、ナイフがあった。
どうやら俺と揃えてくれたらしい。
「お揃いッスね」
俺の言葉に満足そうに頷いた。
「よし、じゃあ行ってこい。早々に終わるだろうが、怪我なんぞするなよ」
「りょ、了解であります」
スゲー脅されてる気分だぜ…。
頷いて歩き出した。
これから初実戦。
俺が仕留めてやるぜ!
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