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女の人は俺が野郎の隣に並んだのを見計らい、話し出した。
「まずは、良く来てくれた。私はここの指揮をとっている雨宮ツバキという。
お前達にはこれから、『腕輪』をはめてもらうために地下に行ってもらう。適合試験、と言うやつだ。
そこで少し戦闘についてのレクチャーもある。気を引き締めろ」
歩き出したツバキに続く。
エレベータに乗って地下に降りて行く。
体の浮遊感を少し体感してから体が急に重くなり、扉が開いた。
そこから扉が3つ程見えた。
「適合試験は別々に行う。お前は左、お前は真ん中だ。行け」
左に野郎を、真ん中に俺を指して命令する。
なんかこの人めちゃくちゃ怖えんだけど…。
俺は扉の前まで歩き、立ち止まった。
この扉を開けば、俺は神機使いになれるんだ。
今度は俺が、護るんだ…!
勢いよく扉を開いた。
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