347人が本棚に入れています
本棚に追加
扉の向こうには巨大な空間と、真ん中の神機と腕輪をはめるための台が置かれていた。
台は上と下に別れ、それぞれ腕輪の上半分と下半分があった
顔を少し上げれば、ウィンドウも見える。
「リラックスしてくれていいよ。その方が良い結果が出るからね?」
スピーカーから男の人の声が聞こえる。
ウィンドウの奥の、メガネの白髪が話していた。
俺はゆっくりと台に近づく。
「そこの台に腕を乗せてくれるだけでいいよ。武器も掴んでいいからね」
男の人の言う通りに腕を台に、乗せた。
その上の武器も掴む。
ロングブレードの神機には、装甲と縮小銃がくっついていた。
絶対これ常人じゃ上がんねぇよなぁ。軽々とぶん回してるのが信じらんねぇよ。
ってかこれって、新型じゃなかろうか…。
とか考えてた矢先___
ガシャン!!
「!!、あ、くぅうあああああ…………!!」
腕輪をはめるべく落ちてきた上部分に挟まれ、『腕輪』になった途端、猛烈な痛みと熱さが俺を襲った。
ヤヴェ…!、気が、狂いそうだ………!
が、それも長くは無かった。
最初のコメントを投稿しよう!