難易度0

5/6

347人が本棚に入れています
本棚に追加
/418ページ
台の上部分が上がっていく。 黒い煙を吹きながら、腕輪が俺の腕にはまっていた。 「…前置きぐらいしてくれよ………」 少し毒を吐いてから、掴んでいた武器ごと腕を持ち上げた。 「………」 …軽い。 ニョキ… 「うお!」 神機の柄のちょっと上にあるオレンジ色の半球から、黒い触手みたいのが生えて、俺の腕輪に刺さった。 なにしてんの?、これ。 「おめでとう、君で三人目の新型神機使いだ。同期の子は旧型だけど、仲良くするんだよ?」 あの野郎は旧型か。 この神機には新型と旧型がある。 俺が貰ったこの新型ってのは、銃、剣両方使えるようになったタイプ。 技術が進んで偏食因子の使い道が広がったのは良いけど極端に適合者が少なくなってしまったため、今でも新型は少ない。 旧型は銃、剣どっちか一つしか使えないが、幅広く適合者が見つかる。 しかし不便なのは、銃型だと装甲が無いため、防御が非常に手薄になってしまうのだ。 どっちを選ぶかは、あっちにかかってっけどな
/418ページ

最初のコメントを投稿しよう!

347人が本棚に入れています
本棚に追加