347人が本棚に入れています
本棚に追加
適合試験を終えた俺はエレベータのある部屋に戻って、そこらにあった椅子に座った。
適当にまどろんでると、カリカリしまくってる野郎が出てくる。
そして俺を見て、
「フン、こんなのが新型とはな」
………、この野郎…!
「適合してねえんだからぐちぐち言うんじゃねえよ。女々しい」
早々に問題を起こす訳にもいかないので、平静を保つ。
しっかし、ホント感じ悪いな。
仲良くするんだよって、無理かもしれん。
また鼻を鳴らして壁にもたれかかる。
会話も全く無いまま、少し待つと、ツバキが出てきた。
「レクチャーを始める。同じ所に入れ」
レクチャーっつーことは、神機使ってなんかやんのかな。
俺は同じ所の扉を開けた。
中には三種類の剣が置いてあり、荒神を真似た像もあった。
こいつは、ヴァジュラか…。
最初のコメントを投稿しよう!