難易度1 その一:悪鬼の尾

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適合試験を終えた俺はエレベータのある部屋に戻って、そこらにあった椅子に座った。 適当にまどろんでると、カリカリしまくってる野郎が出てくる。 そして俺を見て、 「フン、こんなのが新型とはな」 ………、この野郎…! 「適合してねえんだからぐちぐち言うんじゃねえよ。女々しい」 早々に問題を起こす訳にもいかないので、平静を保つ。 しっかし、ホント感じ悪いな。 仲良くするんだよって、無理かもしれん。 また鼻を鳴らして壁にもたれかかる。 会話も全く無いまま、少し待つと、ツバキが出てきた。 「レクチャーを始める。同じ所に入れ」 レクチャーっつーことは、神機使ってなんかやんのかな。 俺は同じ所の扉を開けた。 中には三種類の剣が置いてあり、荒神を真似た像もあった。 こいつは、ヴァジュラか…。
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