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大樹の陰に隠れて見えなかったが、どうやら人が倒れているようだった。
だから、ひょいと覗いてみただけだったのだが……
そこには女の子が倒れていた。
しかも――――全裸。
……。
…………。
………………。
……………………。
…………………………。
はぁ!?!?
何この状況!?!?
ひとまず辺りを見回す。
人影は皆無。
僕は深く深呼吸をした。
「あ、あの」
「・・・・・・・・・・すぅ」
どうやら眠っているだけらしい。
とりあえず、僕は安心した。
しかし・・・・・・
裸はまずいでしょ裸は!!!
こんな所、誰かに見られでもしたら確実に勘違いされてしまうだろう。
そして、僕は好き好んで捕まりにいくような酔狂な人間ではない。
「これで良いか・・・」
そういうわけで僕は、少女に僕が着ていたTシャツを着せてみた。
少女は意外と低身長らしく、僕のTシャツだけで彼女の全身をほとんど隠しきることができた。
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